
だれかにとっての「ふつう」は、自分にとっての「ふつう」とちがう。
そんな本当はあたりまえのことに、ことあるごとに壁を感じながら私たちは生きています。
個性が大切と言われ、様々なバックグラウンドの人と共に学び、働き、暮らし、
人生の選択肢も格段に増えたいま、
それでもなお過去の価値基準や暗黙知を押し付けられたり求められたりすることに、
若干の疲れとあきらめに似たもやを抱いているものの、
それでも「なんかおかしい」と感じられることは、
変化のための大きな第一歩だとも思います。
「みんな違ってみんないい」が、実現できたらいいなと思っています。
でも実際は、どうやったらいいかわからない。
みんなが違うこと許容するとはどういうことなのか。
その前に、大前提として自分とはどんな存在なのか。どう生きたいのか。
本当のことを言えば、私だってどうすればいいかわかりません。
でも正解のない、曖昧で先の見えないいまだからこそ、
「自分がどうありたいか・何を幸せと感じるのかを知る」ことや、
「いろんな人と一緒に意見を出し合って協力して、解に近づく」ことを
あきらめずに避けずに続けることが必要だし、
それが、私たちがしなやかにこれからを生きぬくための術だとも思うのです。
「good food,good life」は、「食」のワークショップを通じて、
「自分がどうありたいか・何を幸せと感じるのかを知る」、
「いろんな人と一緒に意見を出し合って協力して、解に近づく」
そして「みんな違ってみんないい」を体感してもらうことを目的とし、活動しています。
あれこれ言葉で言われて頭でうんうん考えるより、手を動かして、食べて飲んだら、
なーんだ、そんなことだったのか、とあっさり「腑に落ちる」ものです。
「あるべき姿」や「まわりの目」にとらわれて苦しくなったら、
ひとりでがんばることに疲れたら、
おいしいものを、心の底からおいしい!と言いたくなったら、
ぜひいらしてください。
一緒にごはんを作って、食べませんか。